文部科学大臣表彰に続き
共励開発の教育保育プログラムが
グッドデザイン賞を受賞しました!

文部科学大臣表彰に続き
共励開発の教育保育プログラムが
グッドデザイン賞を
受賞しました!

共励こども園のオリジナルカリキュラム「総合保育」が2024年グッドデザイン賞を受賞しました!幼稚園や保育園のカリキュラムといった「教育・保育の内容」が受賞することは、とても珍しいです。教育の質、保育の質が問われる昨今、共励の教育・保育の質の高さが評価されたことは、たいへん喜ばしいことです。 毎年、子供たちに楽しい「ごっこ遊び」を創っている先生達の功績が、このような評価を受けたことは、なんとも誇らしいことです。

 

子どもは体験によって視野を広げ、感じることや考えることを学び、生活する術となる知恵を身につけていく。本件では、1年を通して子どもたちが1つのストーリーに則り活動することで、「モノ・コト・ココロをつなぐ」ことや「文脈から発想して行動する」行為が自然と身につく。これは能動的でデザイン的な思考の原点となり、未来を切り開く力へと発展するだろう。審査に向けて提出された長年に渡る活動資料は圧巻であった。40年以上に渡り子どもの成長過程を体系的に言語化し、仮説と実証を繰り返してオリジナルの手法を磨き続け、現場力向上の努力を怠らない緻密な方針が、関わる多様な人々のチーム力によって活動として続いていることに敬意を表したい。

総合保育ってなに?

「 遊ぶ 」だけではなく
「 学ぶ 」だけでもない
『遊びながら学ぶ 』

 「総合保育」は1988年頃に共励の研究会の中から生まれた共励こども園オリジナルカリキュラムです。1年間で構成された「ごっこ遊び」(物語)をベースに、こども園の日常の中で展開される物語の世界(非認知スキルを高める活動)に夢中になりながら、遊びに必要な数・言語・絵画・造形等の認知スキルを自然に身につけていきます。
 

 
保育教諭は年度始めに各学年ごとにストーリーを考え、1年間の物語を作ります。その物語に起こる様々な出来事を通して、数・言語・絵画・造形・感性などを学べる仕組みになっており、子供は物語の世界に夢中になりながら、遊びに必要な技能や知識を自然に学んでいきます。

保育教諭は年度始めに各学年ごとにストーリーを考え、1年間の物語を作ります。その物語起こる様々な出来事を通して、数・言語・絵画・造形・感性などを学べる仕組みになっており、子供は物語の世界に夢中になりながら、遊びに必要な技能や知識を自然に学んでいきます。
 

総合保育の面白い点は、仮想の物語の中にリアルな世界を作り上げることができることです。子供たちは仮想の世界で遊びますが、同時に現実の世界の出来事を体験することになります。物語を通して、子供は必要が出てくれば、自ずとその必要な技能を習得しようとします。
 
遊びながら学ぶ「ごっこ遊び」に夢中になりながら、必要な技能や知識を自然と学んでいきます。

総合保育のPOINT

01
各年齢の発達に
応じた学び

 
年齢の発達に応じた以下のねらいを持ってカリキュラムが組まれ、総合保育の遊びが展開されます。
 

  1. 小さな達成感の獲得
  2. 基礎技能の獲得
  3. 言葉の獲得
  4. ルールのある遊び
  5. やればできるへの獲得
  6. 難しそうだけどやってみる
  7. 物事の価値や意味が分かり、筋道を立てて考えたり論理的に考えたりできるようになる

02
キャラクターへの
愛着

 
子供たちは総合保育のキャラクターが大好きです。キャラクターが困っていると「助けてあげたい!」という気持ちが芽生えたり、「一緒にやりたい!」という気持ちが自然と湧き出て来ます。愛着あるキャラクターと共に子供たちは成長していきます。

03
親子の関わりを
深める

 
子供たちがより深く総合保育の世界に浸れるように、ご家庭でアイテムを作っていただきます。お母さん・お父さんが作ってくれたお人形と一緒に過ごしたり、手作りアイテムを身につけて遊ぶことによって安心感が生まれ、離れていても親を身近に感じることが出来ます。親にとっても自分が作ったものに愛着をもって遊んでくれるという喜びが生まれます。

毎年、学年別に新たな物語が創られています 

総合保育は、年齢における子供たちの発達をベースに組み立てられ、それぞれの年齢に適したテーマで作られます。そのため、各学年で、異なった物語(カリキュラム)が作られます。長年積み重ねてきた経験を元に、毎年新たな物語が生み出されてきています。
その中の1つ、本をテーマにした総合保育「あったら書店 ぶっくらぶ」をご紹介します!

 

もっと総合保育の世界を見てみよう

 

「あったら書店」という架空の本屋の"ホンダイスキ"さんとのやり取りを通して子どもたちの読書体験を増やし、絵本が好きになるように計画された教育・保育活動を展開した一年です。
 

ねらい

「ぶっくらぶ」の活動を通して本に親しみ、物語の楽しさを知る
本を通して、文字や数に興味を持つ
「あったら書店」からの依頼をきっかけに、友達の意見位耳を傾け、相手の気持ちに気づいたり、自分の思いを伝え、試行錯誤しながら目的や目標を達成する喜びを感じる
本から得た知識や自分の体験・経験から本作りを楽しむ

 

一年の流れを映像で紹介

ぶっくらぶの活動を記録したスライドショーです

ぶっくらぶの活動

一年を通して本に親しむよう活動をしてきました。その一部をご紹介します。

読書カード

ぶっくらぶ入会特典でもらった読書カードに、家庭で読んだ本を記録していきました。

手作り絵本

活動の中で手作り絵本を作成しました。想像力を膨らませて作成した世界に一つのオリジナル絵本です。

通信

総合保育の物語や子供たちが楽しんで活動に参加している姿を手紙にして知らせ、園での様子を家庭と共有します。子供の成長を感じられる通信です。

カリキュラム

保育教諭が作成した1年間のカリキュラムを元に活動を行っていきました。